豪華メンバーが揃い激戦必至のV争い
今開催出場のS級S班は平原康多、松浦悠士、佐藤慎太郎の3名。勢いがある新鋭が挑戦する形だが、各地区に強豪が控え激戦必至の優勝争いになりそう。今年の後半戦に向け上位陣には気が抜けない戦いが続く。
総合力なら関東のエースとして君臨する平原康多。眞杉匠、金子幸央、芦澤大輔と好連係をみせそう。今年はGIII4度の優勝の実績。中四国の軸となるのは松浦悠士。GI 3度の優勝。4年連続S班とトップスターとして定着。岐阜記念初Vに燃える。柏野智典、池田良の好マーカーが結束戦。若手有望株の犬伏湧也に、高原仁志、原田研太朗、北村信明、室井健一の徳島勢の活躍にも期待。北日本勢は佐藤慎太郎が存在感をみせる走りを披露。渡邉一成、大槻寛徳、大森慶一が連係戦で上位を目指す。中部勢は地元期待の山口拳矢が激走。展開不問のスピードを披露する。谷口遼平、志田龍星と機動型が豊富。志智俊夫、川口聖二、不破将登は目標を欠く事なくチャンス十分。強烈なスピードで快走を続ける岩谷拓磨も見逃せない存在。師匠吉岡稔真ゆずりの迫力ある走りをみせる。田中誠、坂本健太郎、中本匠栄が結束戦。岩本俊介、山賀雅仁、渡邉雅也の南関勢も自力一撃があり展開を掴めば煩い存在。
先行から追込み、捌きまでハイレベルにこなし輪界のトップを走り続ける屈指のオールラウンダー。展開に左右されない総合力はさすがの存在感。今年GIII4Vと実力発揮。関東勢をまとめて優勝争いに参戦。
昨年はダービー王の称号を手に。グレードレースで常に優勝争いを演じる総合力と安定感は最上級。中四国勢の若手自力型が今年成長著しく、展開を活かし5年連続のS班に向け後半戦は勝負を賭ける走りが続く。
デビューから一気の快進撃で昨年は岐阜の共同通信社杯GIIを制覇。展開不問の強烈なスピードを発揮して地元地区でGIII初Vをめざす。
グランプリ2019を制して輪界の頂点に君臨。的確な捌きと経験を活かした戦略で北日本ラインを牽引。シャープな差し脚は健在で存在感をみせる。
積極果敢な仕掛けでパワーを発揮。関東地区を代表する先行型に成長。今年は名古屋と小松島のGIIIをV走。徹底先行で更なる飛躍に期待。
昨年デビュー後は一気にS級に駆け上がり、旋風を巻き起こす活躍で1着量産。カマシ捲りのスピードはトップ級。中四国の躍進を更に加速へ。
陸上競技で培った体力を活かし吉岡稔真に弟子入り。スピードとパワーを兼ね備えた逸材。流れに応じての自力脚は大化けの可能性を秘める。
最終日4日に行われる企画レースは今年のルーキーシリーズで決勝に進出した選手からピックアップ。将来有望な選手7名が出場する必見の一戦。特進の可能性がある逸材が揃いラインなき力勝負を演じる。中部期待の纐纈洸翔と小西晴己の激走に期待。
岐阜競輪場のバンクは、400バンクの平均的な数値を示しており初めて走る選手にもハンデが無いと言われている。
「直線伸びるコースは中バンクから少し外めに寄ったコース。競り合いはインが有利だが、ホームでは向かい風が多くインが踏み遅れるケースがあり、タイミングが大切」と地元の追込み選手。
風向きは年間を通してバック追い風が多く、一気に先制したラインが有利といえる。「先行は向かい風のホームで思い切り踏んでいくと、バックの追い風が利用できスピードにのることができます」と自力型の選手。
アクリル板で囲まれたバンクで観戦もしやすく、臨場感があり迫力のあるレース観戦が魅力の競輪場である。