地元記念で主役を務めるのは山口拳矢。今年はS班としての参戦でより一層の期待を集める。川口聖二、志智俊夫、山田諒、川口公太朗と大挙参加の岐阜勢を中心として山口が引っ張り上位独占を目指す。機動力上位の仕掛けを見せるのは深谷知広。豪快スパートで見せ場を作るのは間違いない。小原太樹が南関連係で。グランプリ王者の松浦悠士は後半戦に向けてエンジンを上げたい。総合力とレースセンスを発揮して優勝争いへ。河端朋之、橋本強が中四国ラインで。ダービー制覇で復活の平原康多が実績上位の立ち回り。坂井洋、黒沢征治の機動型と上手く連動して関東の結束力を見せる。九州ラインにも好脚が揃う。総合力ある山田庸平、一撃の破壊力は抜群の北津留翼が中心となり、曲者感が漂う瓜生崇智、伊藤旭の熊本コンビも貴重な戦力。一致団結となれば侮れない存在。それぞれ決め脚を持つのは菅田壱道、佐藤友和、佐藤一伸の北日本勢。福永大智が積極的に牽引なら三谷将太、神田紘輔、岡崎智哉の近畿ラインも見逃せない。
昨年は悲願のグランプリ制覇で初の年間賞金王に輝く。今年は怪我の影響でリズムに乗り切れないが、随所ではさすがの立ち回りを披露。完全復活の走りに期待が集まる。
デビューして一気にトップへと駆け上がり史上最速のGⅡ優勝を果たしたのは当所岐阜の共同通信社杯。昨年は日本選手権でGⅠ初決勝で制覇と着実にスター街道を歩む。
ナショナルチームでの活動を経て6年振りにS班へ返り咲く。圧倒的な機動力は変わらず、デビュー以来トップクラスで活躍を続ける。今シリーズも強烈な仕掛けを披露。
長らく輪界トップに君臨。今年ダービーを制し一年でS班に復帰、グランドスラムにも王手をかけた。貫禄の立廻りで33度目のGⅢ制覇を狙う。
ダッシュ力が最大の武器。捲りのスピード、特に初速はトップクラス。近走は自在戦にも進化を見せ、もう一段上のステージへ躍進に期待だ。
展開に応じて自力と追込みを柔軟に使い分けるレースセンスは抜群。必勝パターンは捌き好位をキープからの捲り。流れを掴んでの一撃が魅力。
ベテランの域に達したが、差し脚の切れ味は衰え知らず。今年はGⅠでも2勝を挙げるなど、展開をものにする決め脚は健在。気迫の走りみせる。
九州屈指のオールラウンダー。どんな展開にも対応できる攻めで安定感は抜群。捲り兼備のタテ脚を発揮して今年は更なる飛躍をめざす。
渋太い立回りでG戦線でも活躍。地区の自力型を援護から狙った位置は離さない追走技術は抜群。四角コースを探してシャープな差し脚を発揮。
岐阜競輪場のバンクは、400バンクの平均的な数値を示しており初めて走る選手にもハンデが無いと言われている。
「直線伸びるコースは中バンクから少し外めに寄ったコース。競り合いはインが有利だが、ホームでは向かい風が多くインが踏み遅れるケースがあり、タイミングが大切」と地元の追込み選手。
風向きは年間を通してバック追い風が多く、一気に先制したラインが有利といえる。「先行は向かい風のホームで思い切り踏んでいくと、バックの追い風が利用できスピードにのることができます」と自力型の選手。
アクリル板で囲まれたバンクで観戦もしやすく、臨場感があり迫力のあるレース観戦が魅力の競輪場である。